根戸の調査報告Ⅰ

 8月27日(月)の午前中に有志のメンバーで根戸高野台にかつて存在した高射砲連隊跡を高野台町会役員皆様の案内で探索しました。集合場所は、当時使われていた建物で残っている数少ない建物である馬糧庫。ここは戦後、消防署の分署として使用され、現在は町会の集会所として使われているコンクリート製の建物です。ここの二階で、戦後しばらくして住人となられた方々から昔話を伺った後、現地を見て回りました。
 高射砲跡地は、戦後海外から帰国された方に入植地としても使われ、その後は宅地が整備され市営住宅や官舎が建てられました。昭和40年前後に多くの住民が移り住んだということでした。集まってくださった方々も、子供の頃を思い出を話してくださいました。子供の頃、防空壕にまだ入れたこと、跡地にはまだ4本の高い鉄塔(これを目標にして高射砲の訓練が行われたらしい)が残っていた、馬頭観音が多かったこと(軍馬の慰霊のためか)など、色々な話が出ました。
 ご案内いただいたのは、この建物の屋上、根戸台地の西斜面の陸軍境界杭、防空壕と思われる場所、それに当時の柏陸軍病院で使われていた家屋があった場所などです。
 当然のことですが、高射砲連隊が存在したころの様子については、もはや80歳以上の方でないとご存知ないかもしれません。そういう点で、周辺の地区に古くからお住まいの方からの聞き書きが掲載されている柏市富勢地域ふるさと協議会のホームページも紹介していただきました。興味のある方は、覗いてみてください。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~furusatotomise/J0500.htm

 なお高射砲連隊関係の遺物については、かつて柏市教育委員会編『教育資料 平和へのねがい(増補版)』(同会、昭和63年)にはかなりたくさん載っていたのですが、その多くが失われたことについても考えさせられました。
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▲『平和へのねがい』45頁に掲載されている陸軍境界石
(2012.9.1)
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